軍用地が“安定資産”と呼ばれる最大の理由が、借地料の滞納も空室も起きにくいことです。その秘密は、借り主が「国・米軍」であり、土地に建物を持たないという、軍用地ならではの仕組みにあります。
軍用地投資とは、米軍基地や自衛隊施設として国が借り上げている土地の所有者(地主)になることです。あなたが土地を所有し、その土地を国が借り上げ、毎年「借地料(地代)」を支払う——これが基本の関係です。一般のアパート経営のように入居者を探したり、家賃を回収したりする必要はありません。
借地料を支払うのは、防衛省(国)です。国が約束した地代を支払わない、ということは現実的に考えられません。一般の賃貸経営では、入居者の家賃滞納や夜逃げ、回収トラブルが起こり得ますが、軍用地ではその心配がありません。
支払いも安定しており、毎年決まって借地料が振り込まれます。「政府が借り主の、ほったらかしでも回る資産」と言われるゆえんです。
アパートやマンションは、退去が出れば次の入居者が決まるまで家賃はゼロ。これが「空室リスク」です。軍用地は、基地・施設という用途で国が一括して借り続けるため、そもそも“入退去”という概念がありません。借り手が途切れず、収入が止まらないのです。
軍用地で所有するのは「土地」だけ。建物はありません。だから、賃貸経営でかさむ次のような費用が一切不要です。
受け取った借地料が、こうしたコストで目減りしにくいのも軍用地の強みです。
| 一般の賃貸不動産 | 軍用地 | |
|---|---|---|
| 借り主 | 入居者(個人・法人) | 国(防衛省)・米軍 |
| 滞納リスク | あり | 実質なし |
| 空室リスク | あり | なし |
| 家賃の下落 | あり得る | むしろ上昇傾向 |
| 建物の修繕・管理費 | 必要 | 不要(土地のみ) |
| 手間 | 入退去対応・管理 | ほぼ不要 |
※ 借地料は毎年の交渉で決まり、本土復帰以来ほぼ毎年上昇してきました。詳しくは借地料の上昇傾向をご覧ください。
「滞納・空室」がない一方で、軍用地に固有のリスクもあります。正しく理解しておきましょう。
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